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読んだ本 4/4

今日は面接行って来ます。

「死ぬことと見つけたり」
死ぬことと見つけたり〈上〉 (新潮文庫)死ぬことと見つけたり〈上〉 (新潮文庫)
(1994/08)
隆 慶一郎

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先日の「吉原御免状」は隆先生のデビュー作ですが、この「死ぬことと見つけたり」が遺作になります。なので上下巻ではありますがいい所で終わっちゃっています。
「死」がテーマの作品ゆえ、主人公の杢之助が実際に死ぬところが一番やりたいことだったろうに、今更ですが残念な話です。
主人公は佐賀は鍋島藩の浪人 斎藤杢之助(さいとう もくのすけ)。
時代は三代将軍 徳川家光の治世、だいたい「シグルイ」(あ、コレも「葉隠」ネタだ)の10年後くらいから始まります。天下太平な世の中にありながら(それでも島原の乱とかあるけど)、戦国の作法で毎朝「死ぬ」イメージトレーニングを欠かさない、根っからの「いくさ人」杢之助。どんな時でもまるっきり死ぬ事・殺す事に何の抵抗もない彼がヒーローとして描かれます。

基本的に諸々の問題に杢之助が呼ばれ、平和主義な連中ではどうにもならない事態を破天荒な行動で解決していくのが毎度のパターン。それでいつものように死ぬの殺すの状況に追い込まれて相手が恐れ入るのですが、これが「鍋島武士の本来の姿だ!」と称賛され続けます。まぁ実際に杢之助はいいキャラクターだと思うのですが、これは戦国時代の古い考え方な訳で、個人的には彼に真っ向から対立するような思想をぶつけて欲しかったような気も。一応、親世代の用之助のエピソードで時代に対応できない話はやったので充分って事なのかも。
いや、僕もこの杢之助が対応できないような事態が想像できないんですが。本当になにがあってもさっぱりとしてそうだよなぁコイツ。

これを書く前に少し調べましたが、杢之助はさすがに架空の人物ですが「斎藤用之助」は実在し、しかも代々名前が継がれて現在は14代目さんが健在だそうです。しかも結構な偉いさんなのね。特に11代目は色々な功績があって沖縄では偉人扱いされているとか。先祖がこんなキャラに書かれててどんな気分なんだろう、って思ったけど結構そういう事多いよね。例えば細川幽歳の子孫は今でも地元の名士さんだったり、吉川晃司は毛利元就の末裔にあたったりするし。

「死」を常に思っている者は死を恐れない、何も持っていないから止まらない。だから強い。
確かに野獣じみてスゴイんだけど、こんなの何人もいたら本当に怖いよ。なので本編中でも杢之助は異質な人物として描かれている訳ですが。「死」を思うと強くなれる、「ぼくらの」でもテーマとして使われているものですが実際に今の世の中で出来るもんじゃないですよね。本気でイメトレしたら僕でもこうなれるのかなぁ。
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[2012/04/04 10:32 ] | 読書 | コメント(0) | トラックバック(0)
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