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ずっと前に読んだ本 3/29

今日はハローワークに電話しよう。

「のぼうの城」
のぼうの城 上 (小学館文庫)のぼうの城 上 (小学館文庫)
(2010/10/06)
和田 竜

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「忍びの国」からポロロッカ。たぶん同じ和田竜作品ではこっちの方が有名なんだろうなぁ。
一時期「美味しんぼ」の人が作画した漫画が出たり、映画化決定!とか本屋にデカデカと書いてあったりしたけど映画の話聞かないなぁと思ってたら延期してたのね。

なんでも劇中で水攻めのシーンがあるから東関東大震災の津波を想起させるって事で自粛してるんだそうな。…じゃあ、いつになったら公開するんだろう。
ところで、同様に津波のシーンがある「崖の上のポニョ」も今は放送禁止らしいです。こういうのってどのくらいクールダウンしたら再開できるんだろう?

余談ですが2001年の同時多発テロの時はアメリカでQueenの「Another one bite dust」とかの物騒な曲とかジョン・レノンの「Imagine」とかの反戦曲とかが放送禁止になったらしいです。あんまり時流を気にしないのもダメだけど、あんまり反応を怖がって自粛自粛になるのも良くないよなぁと個人的に思います。


まぁ、それはさておき内容は戦国末、関東攻めを始めた秀吉配下の石田三成 vs まともな兵士のいない忍城(おしじょう)成田一族との一戦の様子を描いた、これも合戦劇。
あんまり史実に詳しくないのですが、この戦いは三成の戦下手を全国に知らしめてしまった事件として有名なんだそうです。途中でやる水攻めで忍城を沈めるけど、三成側にも水が来てしまうのは多分事実。「へうげもの」や本文中で書かれてるように、実際にはあまりに杜撰な突貫工事のため堤防が脆く、簡単に崩れてしまったそうです。
史実を見る限りでは ヘボ工事しちゃった石田三成 vs ロクな人材のいない成田家 と言うトホホ極まりない戦いを大胆にリファイン。成田側をヒーロー化して緊迫感のある出来事として書いています。

最も注目すべきはタイトルにもなっている「のぼう様」こと成田長親。
アダ名に違わず、ぬぼーっとしてやたらデカい図体に、丸っきり運動の類も出来ないダメ武将。でも時々皆に考え付かないような事を言い出したりする底の知れない人物として書かれています。巻末で言われているように、最初から最後まで長親本人の考えは一切描かれない(ヘタに書くと底が見えちゃう)謎キャラです。性格は違うけどルフィと書かれ方は似ているかも。
本人はぶっちゃけ何もできないので、周りの部下達が少ない手勢で精一杯の抵抗をするのも特徴的。特に侍だけでなく、頭数に動員されたその辺の農民にまでスポットが当たり、コレが後で大きな意味を持って来るのは(僕が知らないだけかもだけど)初めて見ました。

数・質ともに最強の軍隊に抵抗する、どう見てもショボイ奴ら。ある意味非常に日本人好みの雑草根性全開の小説です。なんか下町の工場とか商店街みたいな雰囲気が好きな人なら、きっと楽しめると思います。
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[2012/03/29 09:19 ] | 読書 | コメント(0) | トラックバック(0)
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