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ずっと前に読んだ本 3/28

このブログが実友人にバレてる(大昔に自分でバラした)のは知ってるけど、
たぶん今ここを見たらドン引きされてるんじゃないかなぁと思います。急に変な事書きすぎて。
でも止めない。

「忍びの国」
忍びの国 (新潮文庫)忍びの国 (新潮文庫)
(2011/02/26)
和田 竜

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ぶっちゃけ「Waltz」ついでにゲッサンで読んでた漫画から入りました。
後になって原作に手が伸びるタイプです。一種のミーハーなのかも。生粋の読書家の方とかが聞いたら怒られるかも知れんね。

あんまりゴチャゴチャ心理描写とか時代・政治背景とかを書き込まない(必要最小限だけ書く)、さっぱり風味の時代劇。どっちかというと合戦劇と言うべきか。ひとつの戦の間に起きる色んな事を描いた小説です。
戦国覇者の織田軍・伊勢 vs 忍者軍団・伊賀。武士が全盛の時代にありながら、建前や外聞をまったく気にしない、武士道?意地?何それおいしいの?的に金感情だけで動く「人ではない」忍びのブッ壊れぶりがクローズアップされています。

あと忍者と言ってもそんな極端に強い訳でもないです(主人公の無門だけは例外。こいつはマジNINJA。)
異常な能力があるんじゃなくて、常人離れした発想でスキを突くのが上手いヤツら程度の扱いです。山田風太郎忍法帖を読んだ後とかだとビックリしちゃいますね。いや実際にはたぶんこんな感じの集団だったとは思いますが。

個人的に印象に残ったのはラスト近く、「孫の世代くらいには、あのような人でなしの血が混じってしまうだろう」のくだりです。面子だ誇りだでいちいち命を賭けちゃう侍は早く死に、言ってしまえば意地汚い忍びどもの方が生き残り、後の時代を築く。

ちょっと穿ち過ぎかも知れないですけど、たぶん忍びどもの価値観は現代のビジネスマンに近いように描かれてるように思いました。昨今、色々な分野で歴史への注目度が高まり「武士道」ものが持て囃されつつありますが、結局そんな侍連中なんぞ余計に死にやすいだけにすぎないぞ、それより生きやすい忍びって言う人種もいるけどコイツらは人でなしで不快な集団なんだぞ!って感じの、ライトな武士礼賛へのアンチテーゼで書いたんじゃないかなぁと思っています。

まぁ、あんまり深く考えないで単純なエンターテイメントとしてもさらっと読めて良い感じの一冊でした。
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[2012/03/28 12:18 ] | 読書 | コメント(0) | トラックバック(0)
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